11月2日(主日)説教要約
イエスの名の権威

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## 📅 **2025年11月2日(日)の説教**
### **📜 題:イエスの名の権威**
**(The Authority of Jesus' Name)**
**(예수 이름의 권세)**
### **📖 本文:使徒の働き 4章11-12節**
> 10 あなたがたも、またイスラエルのすべての人々も、よく知ってもらいたい。この人が元気になってあなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせた、あのナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。
> 11 このイエスは、『あなたがた家を建てる者たちに捨てられたが、礎の石となった石』です。
> 12 この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。
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### **導入**
権威と能力の違いは、私たちが知っている事実です(王と近衛侍、交通警察と大型トラック)。**ナザレ人イエス・キリストの御名には、権威もあり、能力もあります。** その御名には、**贖罪の能力**があります。その御名には、**救いの能力**があります。その御名には、**癒やしの能力**があります。その御名には、**悪霊を追い出す能力**があります。その御名には、**復活の能力**があります。その御名には、**不可能なことはありません**。
聖書全体がイエス・キリストについての御言葉です。旧約聖書には、来られるイエス・キリストが隠れています。新約聖書には、来られたイエス・キリストが現れています。そして、昇天されたイエス・キリストが再び来られることが記されています。
今日は、そのイエス・キリストの御名の権威についての説教をしたいと思います。
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### **1. 十字架と復活**
> 「10あなたがたも、またイスラエルのすべての人々も、よく知ってもらいたい。この人が元気になってあなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせた、あのナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。」
#### **十字架の贖罪**
イエス・キリストは十字架で贖いの血を流し、殺されました。**血は命**です。**血を流すことなしには、罪の赦しはありません**。罪人が血を流しても、その血には贖罪の能力がありません。ただ、神のひとり子イエスの血にのみ、贖罪の能力があります。だからこそ、イエス・キリストは贖いの血を流し、死なれたのです。
#### **復活の初穂**
神は、贖いの血を流して死なれたイエス様を復活させました。イエス・キリストは**復活の初穂**となられました。次には聖徒の復活があるでしょう。そして聖徒の報いの裁きがあるでしょう。最後に不信者の復活と裁きがあるでしょう。それは**白いたたきの御座の裁き**であり、いのちの書に名が記されていない者は、永遠の火の池に投げ込まれ、苦しむことになるでしょう。
#### **ナザレ人イエス・キリストの御名の権威**
神殿の門(美しの門)の前に座って物乞いをしていた足の不自由な人がいました。ペテロとヨハネは、**ナザレ人イエス・キリストの御名の権威**によって命じ、彼を歩かせ、飛び跳ねさせ、神を賛美させました。
役人、長老、律法学者たちが集まり、「何の権威によって、だれの名によって、このことを行ったのか」と尋ねました。ペテロは聖霊に満たされ、本文4章11-12節に記されている通りに答えたのです。
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### **2. 礎の石となられたイエス・キリスト**
> 「11このイエスは、『あなたがた家を建てる者たちに捨てられたが、礎の石となった石』です。」
#### **イスラエルが捨てた石**
イスラエルはイエス・キリストを捨てました。イエス・キリストは**永遠の磐石**です。しかし、イスラエルは、キリストが永遠の神の計画通りに建てられる家の**礎の石**であることを知らずに捨ててしまいました。
#### **礎の石**
家を建てるとき、隅の礎の石を置いて始めます。イスラエルはイエス・キリストを礎の石として置きませんでした。むしろ、その石を捨ててしまったのです。礎の石を置かなければ家を建てることができないにもかかわらず、彼らは愚かにも礎の石を十字架につけて殺してしまいました。
福音はイスラエルから異邦人の世界へと向かうようになりました。イエス・キリストが再臨される時が近づいて初めて、彼らがイエス・キリストを信じる出来事が起こるでしょう。
#### **新しいエルサレム**
マタイの福音書16章13-20節を見ると、イエスはペテロの信仰告白があった後、重要な御言葉を語られました。ペテロを小石(ペトロス:男性名詞)と呼び、その小石が集まって一つの岩(ペトラ:女性名詞)となれば、その上にキリストの教会を建てると言われたのです。
教会は**女性名詞**です。教会は神がご自身の血をもって買い取られました。教会は花婿であるキリストの**花嫁**です。教会は**小羊の妻**と呼ばれます。教会は完成すると**新しいエルサレム**と呼ばれます。
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### **3. 唯一の救い主**
> 「12この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」
#### **ただイエス**
イエスとは、「ご自分の民を彼らの罪から救う方」という意味で、**救い主**という意味です。救いとは、死ぬしかないところから助け出されることを意味します。贖いとは、助け出した人を代価を支払って自分のものとして買い取ることを意味します。罪に陥り、死に向かっているご自分の民のために、罪の中に入ってご自身の血で代価を支払い、買い取られたのです。
#### **ヤハウェ(主)**
ヤハウェ(YHWH:主)という名の中には、イエスの意味が含まれています。ヤハウェは出エジプト記3章14節によく表されています。その意味は、エレミヤ書33章2節でよく説明されています。ヤハウェ神は永遠の昔から一つのことを計画されました。それは**キリストと教会を一つにする**ことです。それが女性名詞であることからも、それは**聖なる新しいエルサレム**を意味するでしょう。
ヤハウェの働きは、そのために**すべてをならせた方、ならせておられる方、ならせる方**という意味を持っています。
#### **救い主**
神は、救われるに足る他の名前を与えられたことはありません。ただ、**イエス・キリストの御名の中にのみ、救いの権威と能力があります**。
ある学者がキリスト教、仏教、イスラム教を次のように分析しました。仏教は、罪を犯した人は死ぬまで罪を解決するために苦行をします。イスラム教は、罪を犯した人を殺してしまいます。キリスト教は、罪を悔い改めて赦された喜びをもって、罪を洗い流してくださったイエス・キリストの御名によって神に礼拝し、**永遠の命**を得ます。良い分析だと思います。
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### **結論**
ペテロが聖霊に満たされ、役人、長老、律法学者たちに答えた内容は、私たちの**伝道方法**となるべきです。私たちは、時を得ても得なくても、福音を伝えなければなりません。
以前、日本でゴルフのプロ選手として活躍し、何度か優勝したシン・ソラ選手がいました。オフシーズンには、私たちの教会に出席して礼拝を捧げて帰ることがありました。シンプロの紹介で、当時一緒に活動していたク・オッキという伝説的な選手がいました。シンプロから電話番号を教えてもらい、クプロと電話で互いに紹介し、安否を尋ね、励まし合い、**簡単に伝道**しました。
しばらくしてニュースを見て驚きました。クプロは知人何人かと共に神奈川県のあるホテルで休息をとっていました。クプロがスイカを食べたいと言い、他の人たちはスイカを買いに出かけました。クプロが一人で待っている間に、**心臓麻痺で突然世を去った**のです。その時、ひどく後悔し、考えました。**イエス・キリストの福音をもっと多く伝えられなかったこと**が後悔されました。「また機会があるだろう」と思って、福音を十分に伝えられませんでした。それでも、簡単にでも福音を聞いたはずなので、彼女を神にお委ねしました。
私たちに福音を伝える良い機会があっても、悪い機会があっても、**「12この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」**という御言葉を覚えて、大胆に、確実に、最後まで伝えなければなりません。**ただイエスの御名に、神の権威が宿っています。**